対談 競馬論 ―― この絶妙な勝負の美学

出版社:番町書房 /発売日:1967年5月15日/単行本:220ページ
著者:虫明亜呂無 寺山修司

Ⅰ.競馬論
単勝の思想
幸運を信じる心
茫漠として雲の赴くところ
シンザン、わが敵
名馬三国志――ミオソチスからカブトシローまで

Ⅱ.牧場・調教
馬の相聞の詩
英雄はつねに人工的という思想について
ガルカドールからユリシーズまで
運命論ふうのエピソード
けだものたちにとって古郷とは何か


Ⅲ.文化としての競馬
一番遠くまで逃げるのはだれか?
競馬のアニミズム

Ⅳ.騎手論
森安騎手の人生ドラマ
「陽の当たる場所」
戦後三馬術をかぞえる
騎手、馬上に消ゆ